違法操業を取り締まる韓国当局(資料写真、提供)=(聯合ニュース)
違法操業を取り締まる韓国当局(資料写真、提供)=(聯合ニュース)
【仁川聯合ニュース】韓国の海洋警察庁は24日までに、1~6月に黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)周辺の韓国海域で違法操業した中国漁船を1日平均25隻と集計した。前年同期に比べ55%減少した。

 韓国海域に不法侵入して退去措置が取られた中国漁船も288隻と、67%減った。また、船団を組んで違法操業する中国漁船は1月初めに2隻が摘発されただけだ。

 海洋警察庁は違法操業の動向を分析して海洋水産部など関係機関と情報を共有。合同で特別取り締まりを続けた結果、中国漁船が大幅に減ったとみている。ワタリガニ漁の最盛期である4~6月には黄海NLL周辺海域に警備艇を追加配備し、海軍とともに違法操業を断つ活動に力を入れた。

 その一方で、韓中の海洋警備当局トップの会合などを通じ、中国政府に違法操業の監視を促してきた。

 海洋警察庁は下半期も無許可の中国漁船を厳しく取り締まり、許可を受けている中国漁船に対しては安全に操業できるようにする方針だ。取り締まりの実行力強化に向けた訓練も繰り返し行う。


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