”国政介入”朴槿恵前大統領に控訴審で「懲役30年」求刑＝韓国

国政介入事件で、1審で懲役24年が宣告された朴槿恵（パク・クネ）前大統領に対し、検察は控訴新で懲役30年を求刑した。

　ソウル高裁で20日に開かれた結審公判で、検察は特定犯罪加重処罰法上わいろ授受容疑などで起訴された朴前大統領に対し、原審と同様に懲役30年と罰金1185億ウォン（約118億円）を求刑した。

　この日、朴前大統領は裁判に欠席。国選弁護人は「被告人が捜査機関より一貫して公訴事実関係を否定し、現在もこれを維持している」として無罪を主張した。

　一方、ことし4月の1審では「大統領が国民より付与された権限を乱用し、国政を混乱に陥らせた今回の事態を繰り返さないためにも、厳しく責任を問わざるを得ない」として懲役24年、罰金180億ウォン（約18億円）を言い渡した。