康氏は英国との外相戦略対話と、欧州の韓国公館トップを集めた会議に出席するため、就任後初めてロンドンを訪れている。
国連総会で朝鮮戦争の終戦が宣言される可能性に対しては、「(4月下旬の南北首脳会談で署名した)板門店宣言で年内の終戦宣言を推進すると明示した」としながら、「外交的な努力を傾ける」と述べた。ただ、その時期に関しては予断を許さない状況とした。
トランプ米大統領が北朝鮮との非核化交渉を急いでいないと発言したことに対しては、「非核化は長い目で取り組まなければならない。完全な非核化は(韓米)共通のゆるぎない目標であり国際社会の目標として、時間がかかろうとも必ず達成すべきだ」と強調した。
康氏は今月20日(米東部時間)に米ニューヨークでポンペオ米国務長官と会談し、北朝鮮の非核化に関し共同会見する予定だ。同氏は「非核化だけでなく幅広い議題について朝米(米朝)間の対話は続くだろう」と述べた。その上で韓米はしっかり連携しており、朝米が好循環するよう米国と緊密に協議すると説明した。
非核化問題に関心が集中し、北朝鮮の人権問題がおろそかになっているとの指摘には、「非核化で成果を得て、その過程で北と対話が日常化すれば、他の変化をもたらし得る状況がつくられる」との見解を示した。
一方、英国のハント外相が北朝鮮核問題にどのような立場を示したかとの問いには、「英国は国連安全保障理事会の常任理事国として、これまでと同様に積極的に支持し、必要な役割を果たすとの姿勢を示した」と答えた。この問題は米国との連携、日本と中国、ロシアとの協力も重要ながら、国際社会の支持も欠かせないと強調した。
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