首席秘書官・補佐官会議で硬い表情を見せる文在寅大統領(左】=16日、ソウル(聯合ニュース)
首席秘書官・補佐官会議で硬い表情を見せる文在寅大統領(左】=16日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が近く、昨年5月の文政権発足後初めての内閣改造を行う見通しだ。 複数の与党関係者は16日までに、青瓦台(大統領府)が来週か、遅くとも今月末までに青瓦台の秘書官や一部閣僚の変更を推進していることを明らかにした。 6月13日に行われた統一地方選で与党が圧倒的な勝利を収めたことから、閣僚については、空席になった農林畜産食品部長官など1~2ポストを交代する小規模な改造に終わるとの予想が現時点では優勢という。 ただ、市民らが朴槿恵(パク・クネ)前大統領の退陣を求めて「ろうそく集会」を行っていた当時、軍の捜査・情報機関である国軍機務司令部が作成した戒厳令を検討する文書(戒厳令文書)の存在が、宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官の去就に影響を与える可能性もあり、今回の内閣改造が予想より大規模になる可能性もあるとの見方も出ている。 内閣改造の時期が当初の計画よりも遅れるとの予想も出ている。戒厳令文書を巡る問題のほかにも、最低賃金を巡る議論が激化するなど青瓦台が対処しなければならない問題が出てきているためだ。 青瓦台関係者は「今月中に内閣改造を行う方針に重きが置かれているのは確かだ」とする一方で、「今月末と予想される大統領の休暇以降に見送られる可能性もなくはない」と述べた。
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