W杯ロシア大会の試合を終えて6月29日に帰国した韓国代表=(聯合ニュース)
W杯ロシア大会の試合を終えて6月29日に帰国した韓国代表=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】サッカーのイングランド・プレミアリーグ、トットナムで活躍し、韓国代表チームでも優れたプレーを見せる孫興民(ソン・フンミン)のようなスポーツ選手に対する兵役特例拡大を巡り、今月実施された世論調査で賛否が拮抗(きっこう)した。 韓国調査会社のリアルメーターが16日に発表した世論調査によると、スポーツ選手に対する兵役特例範囲拡大について「賛成」は47.6%、「反対」は43.9%、「よく分からない」は8.5%だった。調査は放送局の依頼を受け、12日に成人男女500人を対象に行った。 男女別では、兵役の義務を負う男性で賛成が50.1%と反対(43.8%)を上回ったのに対し、兵役義務のない女性は賛成が45.1%、反対が44.0%で拮抗した。 リアルメーターは、ソウル、全羅道、大邱・慶尚北道、男性、50代以上、進歩(革新)層、中道層では「国威を宣揚する選手たちがスポーツに専念できるよう、特例を拡大すべき」との意見が優勢だった一方、釜山・慶尚南道と40代、保守層では「過度な特例」と見なして反対する世論の方が大きかったと伝えた。 リアルメーターによると、韓国がベスト16に進出した2010年のサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会のときの調査では、兵役特例の拡大に賛成する意見(52.2%)が反対(35.2%)より優勢だった。先月から今月15日にかけて開催され、孫興民も出場したW杯ロシア大会では、韓国は1次リーグ敗退した。 26歳の孫は満28歳になる前に21カ月間の軍服務を終える必要があるが、今夏のアジア大会で代表入りして金メダルを獲得すれば、兵役特例を受けてプレミアリーグで継続してプレーできるようになる。
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