2015年に金剛山で開かれた追悼式の様子(現代峨山提供)=(聯合ニュース)
2015年に金剛山で開かれた追悼式の様子(現代峨山提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は12日、現代グループが故鄭夢憲(チョン・モンホン)元会長の追悼式を北朝鮮の景勝地・金剛山で行うために提出した北朝鮮住民接触申請案を承認した。同グループの関係者が明らかにした。 現代グループは、金剛山地域で開催される南北離散家族再会行事(8月20~26日)に向けた関連施設の改修作業のため現地に滞在している「施設改・補修団」を通じ北朝鮮側と追悼式開催について協議する計画だ。協議の結果、北朝鮮側が訪朝を受け入れ、韓国政府も訪朝を承認した場合は、金剛山での追悼式開催が可能となる。 鄭氏はグループの創始者、故鄭周永(チョン・ジュヨン)氏の5男。父の意を受け、1998年に北朝鮮と金剛山観光を実施するための事業契約を締結。同年11月に同事業が始まった。しかし、金剛山観光は2008年7月に韓国人観光客が北朝鮮兵により射殺された事件を受けて翌日から中断された。 同グループは03年8月に鄭氏が死去して以降、追悼式を毎年金剛山で開いていたが、16年は北朝鮮の核実験などに伴う南北関係の冷え込みを受けて訪朝を申請しなかった。昨年は統一部から接触の承認を受け、北朝鮮側に式開催の意向を伝えたが、北朝鮮側が難色を示したため開催に至らなかった。
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