アン・ボングン被告(手前左)とチョン・ホソン被告(手前右)、李載晩被告=(聯合ニュースTV)
アン・ボングン被告(手前左)とチョン・ホソン被告(手前右)、李載晩被告=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領の在任中に情報機関・国家情報院(国情院)からの裏金の受け取りに関与したとして、特定犯罪加重処罰法上の収賄ほう助や国庫損失ほう助の罪に問われた当時の青瓦台(大統領府)秘書官3人に対する判決公判が12日、ソウル中央地裁であった。地裁は李載晩(イ・ジェマン)元秘書官に懲役1年6カ月、アン・ボングン元秘書官に懲役2年6カ月の実刑判決をそれぞれ言い渡した。チョン・ホソン元秘書官については懲役10カ月、執行猶予2年とした。 3被告は、朴前大統領が在任中の2013年から16年にかけて国情院長から特殊活動費35億ウォン(約3億5000万円)を受け取ったことに関与したとして起訴された。 地裁は、国情院が青瓦台へ特殊活動費を裏金として提供したことについて、予算を転用したもので国庫損失には当たるが、当時の朴槿恵大統領への賄賂とは見なせないと判断した。特殊活動費を上納したとして罪に問われた国情院の元院長3人に対する一審判決と同じ判断だ。 朴前大統領はサムスングループなどからの収賄罪や職権乱用罪などに問われ、今年4月に懲役24年と罰金180億ウォンの一審判決を受けた。国情院からの収賄や国庫損失の罪でも追起訴され、一審判決を控えている。
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