会見を行う李氏(左から2人目)ら=10日、鎮川(聯合ニュース)
会見を行う李氏(左から2人目)ら=10日、鎮川(聯合ニュース)
【鎮川聯合ニュース】韓国の大韓体育会の李起興(イ・ギフン)会長は10日、中部・鎮川の国家代表選手村で開かれた記者会見で、今夏のジャカルタ・アジア大会で設置する韓国文化広報拠点「コリア・ハウス」について、「北側と共同で運営することを協議している」と明らかにした。 コリア・ハウスの来場客に平壌の有名レストラン「玉流館」の冷麺を味わってもらいたいという。 李氏は「現在、場所の選定を北側と協議中」として、「北側もジャカルタで広報館を運営することにし、場所を探していたようだ。(南北の)共同運営広報館の場所を3カ所に絞っており、近く結論を出す」と述べた。 また、「従来のアジア大会と違う点は平昌冬季五輪を機につくられた南北和解(ムード)を受け、ジャカルタ・アジア大会でも(南北選手団が開閉会式で)合同入場し、合同チームを結成すること」と説明。「合同チームを結成するカヌーのドラゴンボート(トラディショナルボート)で金メダル1~2個を取ろうと、南北が意気投合している」と伝えた。 今週末、北朝鮮のカヌー選手団が韓国を訪問し、韓国選手団とソウル近郊や鎮川で合同練習を行うという。 一方、南北合同入場の際などに使う「朝鮮半島旗(統一旗)」に独島を描く問題に関し、「南北は独島の表示を望んでいるが、アジア・オリンピック評議会(OCA)は国際オリンピック委員会(IOC)方式を主張している」として、「OCAが独島を表示しないよう主張しているのも政治的な介入」と反論。韓国の領土であり、実効支配しているため、朝鮮半島旗への独島表示を認めるよう、OCAに要請する必要があると強調した。 大韓体育会は今月9日、朝鮮半島旗への独島表示を認めるよう要請する意見書をOCAに送付した。
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