完工式に出席した文大統領(左奥)=9日、ニューデリー(聯合ニュース)
完工式に出席した文大統領(左奥)=9日、ニューデリー(聯合ニュース)
【ニューデリー聯合ニュース】インドを国賓として訪問している韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9日(現地時間)、ニューデリー近郊の工業団地で行われたサムスン電子の携帯電話新工場の完工式に出席し、「これまでサムスン電子と協力会社の社員はインドの国民から愛されるために不断の努力を重ねており、その心を受け止め、認めたインド国民に感謝と尊敬の気持ちをお伝え申し上げる」とし、完成した工場がインドと韓国の協力の象徴になるよう韓国政府も最善を尽くして後押しすると話した。 文大統領が就任してから、サムスングループの事業場を訪問するなど、同グループに関連する行事に参加したのは今回が初めて。この日の行事にはインドのモディ首相も出席した。 完工式にはサムスングループの経営トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長も出席。文大統領と李氏が同じ行事に参加したことに注目が集まった。李氏は朴槿恵(パク・クネ)前大統領側への贈賄罪などに問われ、今年2月初めに控訴審で執行猶予付き判決を受けて釈放された。 文大統領は新工場について、国内外を問わずサムスン電子最大のスマートフォン製造工場であり、インドと韓国の国民がかける期待も大きかったと述べた上で、同工場が活気を帯びるほどインドと韓国の経済も共に発展するだろうと期待を示した。 また「ここで生産する製品にはインドと韓国の約50社の部品会社の努力と技術が使われている」とし、「新工場の完工により、これら中小の部品企業なども多くの雇用を創出し、輸出の機会を持つことになった」と話した。 さらに新工場で作り出すスマートフォンがインドと韓国のIT文化をリードしていくことを願うとし、社員がインド国民と共に流している汗は両国の友情と繁栄の歴史に記録されるだろうと強調した。
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