出国者で混み合う仁川国際空港(資料写真)=(聯合ニュース)
出国者で混み合う仁川国際空港(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が5日発表した国際収支(速報値)によると、5月の経常収支は86億8000万ドル(約9590億円)の黒字だった。75カ月連続の黒字。黒字額は昨年9月(122億9000万ドル)以来の高水準となった。ただ、海外旅行客の増加で旅行収支は赤字が続いた。 商品収支(貿易収支に相当)は113億9000万ドルの黒字で、昨年11月(114億6000万ドル)以来の高水準。輸出が昨年9月以来の高水準となる537億8000万ドルを記録したことが後押しした。輸入は423億9000万ドルだった。 サービス収支は20億9000万ドルの赤字となった。赤字額は前月より1億1000万ドル膨らんだ。旅行収支の赤字が拡大したことが響いた。米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に反対する中国の旅行規制措置が緩和されたことで中国人が46.1%伸びるなど入国者数は26.6%増加したものの、連休などで出国者数が16.4%増え、旅行収支は13億4000万ドルの赤字を記録した。 給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支(第1所得収支)は4月に58億6000万ドルの赤字だったが、5月は2億3000万ドルの黒字に転換した。 経常移転収支(第2所得収支)は8億4000万ドルの赤字だった。
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