会見で謝罪するクムホアシアナグループの朴三求会長(中央)と役員=4日、ソウル(聯合ニュース)
会見で謝罪するクムホアシアナグループの朴三求会長(中央)と役員=4日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】1日から韓国アシアナ航空の国際線の一部で、機内食が提供されなかったり、運航が遅延したりするなどトラブルが発生していることについて、クムホアシアナグループの朴三求(パク・サムグ)会長が4日、ソウル市内の同グループ社屋で記者会見を行った。 朴会長はアシアナ航空の金秀天(キム・スチョン)社長など役員と共に会見を行い、「ご心配をおかけして、乗客や国民に申し訳ない」と述べ、謝罪した。 朴会長は準備不足などにより顧客に迷惑をかけ、社員が苦労していることに責任を感じるとし、「全面的に私の責任だ。弁解するつもりはない」と述べた。 機内食を納品する予定だった会社の下請け業者の社長が自宅で死亡しているのが見つかったことについても、「遺族に深く謝罪する」と述べた。 また、今回のトラブルの根本的な原因が、クムホアシアナグループが投資を誘致するために機内食業者を変更した過程にあるとの疑惑については「誤解」だと積極的に否定した。 朴会長は機内食業者を変更したのは契約満了によるものと説明。業者をゲートグルメ・コリアに変更したのは原価情報の開示など条件が良かったためだと述べた。また、ゲートグルメ・コリアの親会社である中国複合企業大手、海航集団から投資を受けたことは業者変更とは無関係と強調した。 ゲートグルメ・コリアは1日からアシアナに機内食を納品する予定だったが、仁川国際空港近くに建設していた工場で3月に火事が発生。アシアナは格安航空会社(LCC)などに機内食を供給する会社と3カ月間の契約を結んだが、初日から機内食の包装や運搬でトラブルが発生し、一部の便が遅延したほか、日本行きなどの便は機内食なしで運航する事態となった。
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