法廷に向かう崔被告=29日、ソウル(聯合ニュース)
法廷に向かう崔被告=29日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)前政権時代に情報機関の国家情報院(国情院)から裏金を受け取った罪に問われた、元経済副首相兼企画財政部長官で国会議員(最大野党・自由韓国党)の崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)被告の判決公判が29日、ソウル中央地裁であった。地裁は崔被告の罪をすべて有罪と認定し、懲役5年、罰金1億5000万ウォン(約1500万円)、追徴金1億ウォンの判決を言い渡した。 崔被告は朴槿恵前大統領(公判中)に近い「親朴派」として知られていた。経済副首相兼企画財政部長官を務めていた2014年10月に副首相執務室で、当時国情院の企画調整室長だった李憲守(イ・ホンス)氏から国情院の特殊活動費を流用した1億ウォンを賄賂として受け取ったとして、1月に起訴された。 地裁は「被告の犯行により、企画財政部長官の職務の公正性とこれに対する社会一般の信頼が損なわれ、巨額の国庫が国政以外の用途に用いられる結果となり、罪質は重い」と指摘した。
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