会談開始前にあいさつを述べる宋長官(右)とマティス長官=28日、ソウル(聯合ニュース)
会談開始前にあいさつを述べる宋長官(右)とマティス長官=28日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官は28日、マティス米国防長官とソウルの同部庁舎で会談し、米軍から韓国軍への有事作戦統制権移管に必要な条件を早期に整えることができるよう協力を強化することで一致した。 両長官は会談後に発表した共同報道文を通じ「有事作戦統制権移管の準備において相当の進展があることに注目し、今後の朝鮮半島を取り巻く安全保障の状況変化を十分考慮しながら、統制権移管に必要な条件を早期に満たすことができるよう協力を強化していく」との方針を示した。 国防部によると会談では、8月に朝鮮半島で予定されていた韓米両軍による定例の合同指揮所演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)など、一部の韓米合同軍事演習の中止決定を含む軍事的緊張緩和と信頼構築の努力に向けた最近の措置についても協議が行われた。 両長官は北朝鮮が善意の対話を続ける限り、相互の信頼構築と平和定着のための措置を持続的に講じることでも一致した。 国防部当局者はこれと関連し、「韓米は(今後計画されている)軍事演習の規模や時期、内容などを協議して発表する」と話した。 また、両長官は北朝鮮が非核化に向けた具体的で不可逆的な措置を取るまで国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁が履行されなければならないとの立場を再確認した。 韓米同盟に対する脅威に備え、強力な合同防衛態勢を維持していくことでも一致した。 韓米国防相会談は今年に入り3回目。マティス氏は中国訪問を終えて28日午前に韓国入りした。国防相会談の終了後、すぐに次の訪問先の日本へ向かうとされる。
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