記者会見の様子=25日、ソウル(聯合ニュース)
記者会見の様子=25日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の民間団体「6・15共同宣言実践南側委員会(南側委)」は25日、記者会見を開き、2007年の南北首脳宣言(10・4宣言)の発表日や開天節(建国記念日)、日本の植民地支配に抵抗して1919年に起きた三・一独立運動を記念する「3・1節」などの記念日に北朝鮮側と大規模な共同行事を開催することを決めたと明らかにした。 先ごろ代表団が訪朝して北朝鮮や海外の代表団と会議を開いた南側委は、この日ソウル市内の事務所で結果を発表した。 南側委は、4月27日に南北首脳が署名した「板門店宣言」について民族を挙げて支持・履行運動を展開していくとし、「南北労働者統一サッカー大会」をはじめ、南北と海外の各団体の間の往来と接触、連帯活動を積極的に推進していくことを決めたと説明。一方、8月15日の光復節(日本植民地からの解放記念日)に合わせた共同行事に関しては今後の状況をみながら議論すると説明した。 また、1972年の南北共同声明(7・4共同声明)が発表された7月4日から南北首脳宣言が発表された10月4日までを「4.27板門店宣言履行運動期間」と定め、記念バッジ作成、統一旗(朝鮮半島旗)掲揚運動などさまざまな活動を展開すると伝えた。 イ・チャンボク南側委常任代表議長ら15人で構成された代表団は、今月20日から23日まで北朝鮮を訪問した。文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後、韓国の民間団体の関係者が訪朝したのは初めて。代表団は訪朝中に北朝鮮側や海外の委員会代表団と会議を開き、板門店宣言の履行のための活動方向と民族共同行事の開催などを議論した。
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