会見する康氏=20日、ソウル(聯合ニュース)
会見する康氏=20日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は20日、ソウル外信記者クラブで会見し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が4月の南北首脳会談で今秋の平壌での再会談に合意したことを挙げ、「秋より前にもさらに一度の略式首脳会談があり得る。いくらでも可能だ」と述べた。 文大統領と金委員長は4月27日の初の首脳会談に続き、5月26日には事前に公表せず2度目の会談を行った。 北朝鮮への制裁と関連し、康氏は「完全な非核化が達成されたとわれわれが確信するまで、制裁は稼働される」と強調。北朝鮮との協力事業は制裁の枠を外れない範囲内で行うというのが韓国政府の基本姿勢だとし、「経済協力は今すぐやるというものではなく、制裁がある限り、大規模経済事業なら研究や共同調査は可能ではないかとの立場だ」と説明した。 康氏は一方、韓米が8月に予定されていた定例の合同指揮所演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)の中止を発表したことについて、「韓米共同の決定」だとし、「われわれはこれが対話の勢いを強めるための(北朝鮮に対する)善意のジェスチャーであることを明確にした」と述べた。対話の勢いが鈍ったり、北朝鮮が非核化の約束を履行しなかったりすれば、演習は「速やかに再開されるだろう」と強調した。
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