会談するポンペオ国務長官(左)と文在寅大統領=14日、ソウル(聯合ニュース)
会談するポンペオ国務長官(左)と文在寅大統領=14日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は14日午前、青瓦台(大統領府)でポンペオ米国務長官の表敬を受け、12日に行われた朝米(米朝)首脳会談について「朝鮮半島をはじめ世界が戦争と敵対の時代を脱し、平和と共同繁栄の時代に進む非常に歴史的な偉業だったと考える」と述べた。 文大統領は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)とトランプ米大統領が朝米首脳会談を成功裏に終えて共同声明を採択したことに対し、ポンペオ氏に改めて祝意を伝えた。 シンガポールで行われた朝米首脳会談でトランプ大統領に随行したポンペオ氏は、会談結果を説明し、後続措置などを議論するため13日に訪韓した。 文大統領は、会談の成果についてはさまざまな評価があると前置きした上で、「米国・日本・中国をはじめ世界が戦争と核、長距離ミサイルの脅威から脱することを可能にしただけでも非常に価値がある」と強調。ポンペオ氏と会談結果を共有して成果を共に評価し、共同声明での合意内容が迅速かつ完全に履行されるよう、今後の協力策について議論する考えを示した。 これに対しポンペオ氏は、文大統領が南北首脳会談を開催しなければ朝米首脳会談の成功の基盤は生まれなかったとして謝意を示した。 ポンペオ氏は「今後もすべきことが多く残っていると思うが、このような部分で両国が十分に協力できると期待し、朝鮮半島に究極的な平和をもたらすと確信している」と強調した。 また、「今回のシンガポールでの会談を通じて、われわれは究極的に重要な第一歩を踏み出した」とし、両国の国民が協力することでさらに良い結果を引き出せるとの考えを示した。
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