文大統領(中央)と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長(左)、トランプ米大統領(コラージュ)=(聯合ニュース)
文大統領(中央)と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長(左)、トランプ米大統領(コラージュ)=(聯合ニュース)
【シンガポール、ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)が文在寅(ムン・ジェイン)大統領のシンガポール訪問の可能性に備え、現地に職員を派遣したことが30日、分かった。シンガポールでは6月に朝米(米朝)首脳会談の開催が見込まれるだけに、南北と米国による3カ国首脳会談や、3カ国による朝鮮戦争の終戦宣言が行われる可能性を念頭に置いたものとも受け止められ、関心を集めている。 外交消息筋は「文大統領がシンガポール入りする可能性に備え、プレスセンター設置のための仮契約を目的に、青瓦台関係者が派遣されたと承知している」と話した。 ただ、青瓦台は「7月に予定される韓国とシンガポールの首脳会談の準備のため職員を派遣したもの」として、「朝米首脳会談や南北・米首脳会談の準備とは無関係」と説明した。 これに先立ち青瓦台関係者は28日、文大統領のシンガポール訪問の可能性について、北朝鮮と米国が交渉を始めたところと指摘した上で、「朝米首脳会談の成果に連動した問題」とコメントしていた。 一方、北朝鮮と米国は首脳会談の議題や儀典などを話し合うため、南北軍事境界線がある板門店とシンガポールでそれぞれ実務協議を行った。米ニューヨークでもポンペオ米国務長官と北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長が会談する予定だ。
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