南北首脳会談の結果を発表する文大統領=27日、ソウル(聯合ニュース)
南北首脳会談の結果を発表する文大統領=27日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は27日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)と軍事境界線がある板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で26日に開いた会談について、「朝鮮半島の完全な非核化と完全な平和への道は決して順調ではない」としながらも、「私は大統領として国民が与えた全ての権限と義務を尽くしてその道に行き、必ず成功する」と述べた。 文大統領は「振り返ってみれば、長い間われわれは不安だった。安全保障の不安と恐怖が経済や外交はもちろん、国民の日常的な生活にまで浸透した。われわれの政治の立ち遅れの最大の理由でもあった」と指摘。「しかし、今われわれは歴史の流れを変えている。平昌冬季五輪を平和の五輪とし、緊張と対立の象徴だった板門店に平和と繁栄の新しい道をつくっている」と強調した。 その上で、「北は自ら核実験とミサイル発射を中断し、核実験場を廃棄する決断を見せた」と評価した。
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