北朝鮮、核実験場に向かう列車から外を見ることを禁じる…取材記者が報道
北朝鮮、核実験場に向かう列車から外を見ることを禁じる…取材記者が報道
北朝鮮の北東部・豊渓里(プンゲリ)にある核実験場の廃棄取材のため、北朝鮮を訪問している韓国を含めた5カ国の取材団が元山(ウォンサン)から豊渓里に移動中だ。

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 AP通信によると、この列車は23日午後7時ごろ元山を出発し、豊渓里近郊の地域・載徳(ジェドク)駅まで約416キロメートルを移動する。1人当たり75ドル(約8000円)の別途費用が要求された。載徳駅までは12時間ほどかかり、載徳駅からは核実験場までの21キロメートルをバスと徒歩で移動する。

 列車はディーゼル機関車が引っ張る2両編成の汽車だ。濃い緑色の古いモデルで、列車内すべての窓がカーテンで遮られ、記者たちは外を見ることが禁止された。これに伴い、記者たちは警笛と客室内に揺れるハンガーで汽車が出発したことを推測するしかないとロシアのRIAノーボスチ通信は報道した。

 また、客室内には2つの寝床と寝具類が置かれており、棚の下にはスリッパがあった。壁にはエアコンが設置できる穴があり、別の客室の乗客を会話ができたと伝えた。

 さらに「食堂には2面のメニューがあり、一方には西洋人記者向けのメニューが、もう一方にはアジア人記者向けのメニューが準備されていた」と明かし、「七面鳥や鶏料理だけでなく、羊料理やキムチまで整い、到着までに3度の食事が提供されるようだ」と説明した。AP通信は1食の費用が20ドル(約2200円)とも伝えている。

 また、各客室にもレモネードなど多くの飲料水があり、客室の雰囲気は全体的にロシアの列車に似ているとRIAノーボスチは伝えた。

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