ソウル新羅ホテル、城郭体験観光プログラムを開設…600年の歴史誇る「漢陽都城」ウォーキングプログラム(オフィシャル)
ソウル新羅ホテル、城郭体験観光プログラムを開設…600年の歴史誇る「漢陽都城」ウォーキングプログラム(オフィシャル)
ソウル新羅ホテル(韓国ソウル市)が、朝鮮時代の都を囲んでいた城郭「漢陽都城」に関する歴史的価値や逸話などを宿泊客に解説する観光体験プログラムをスタートする。

 漢陽都城のうち同ホテルに隣接している「茶山城郭道」区間を2時間かけて歩きながら、歴史学を専攻した解説士が案内。旅行で同ホテルに滞在する日本人も利用できる。

 漢陽都城は朝鮮時代の首都である漢陽(現在のソウル)を囲んでいた18.627キロにおよぶ城郭だ。漢陽都城の南山区間にある茶山城郭道には、世宗をはじめとする歴代の王が築城した所が多く残り、時期別の築造術が確認できるだけでなく、各地域から選ばれた建築担当者の詳細を記した「刻字城石」が多数残っている。

 このプログラムはソウル新羅ホテルの宿泊客向け(先着20人)に無料で実施され、今年度上半期は来る5月26日から6月30日まで毎週土曜日の午後3時から5時まで運営する予定だ。申込みは毎週金曜日17時まで、コンシェルジュで直接予約するか、Eメールでの事前予約のみ可能。プログラム参加者にはツアー終了後に客室当たり、所定の記念品を提供しする。

 一方、新羅ホテルは2017年から「茶山城郭道芸術文化祭」を地元の自治体と共同で開催、茶山城郭道の価値を伝えている。昨年の5月と9月に開催された同芸術文化祭には数千人の市民と観光客が参加、600年の歴史が感じられる文化祭として評価を受けた。今年は5月19日に開催する予定だ。

 最近、芸術家の作業場移転が増えている茶山城郭道周辺はギャラリー、カフェなど、様々な文化・休憩施設も増えており、今後観光地としても注目を浴びているエリアである。

Copyrights(C)wowkorea.jp 0