警察、“ナッツ姫”＆“水かけ姫”母を28日召喚調査へ…常習暴行容疑の適用を検討＝韓国

工事現場で女性職員に暴行し、運転手や下請け業者の社員に暴言を吐くなどの“パワハラ”疑惑を受ける趙亮鎬（チョヤンホ）韓進グループ会長の妻、李明姫（イ・ミョンヒ）一宇財団理事長が来週、警察の調査を受けることとなった。

　ソウル地方警察庁広域捜査隊は21日、28日午前10時に李氏を召喚する計画だと明らかにした。

　警察は正式捜査への転換から2日後の8日に李氏に対し出国禁止を命じ、被害者の証言確保などに総力をあげてきた。出来る限りの証言を導き出した後、捜査に反映させる方針だ。

　警察はまず、2014年5月のグランドハイアット仁川の増築工事現場映像に映った関係者を呼び調査し、特に、数度に渡って暴力に遭った女性職員A氏からの証言を確保した。

　続けて、14日には運転手B氏をはじめ、下請け業者の社員数人から李氏が常習的に暴言を吐いていたとする一部証言を得た。B氏は調査で李氏の相次ぐ暴言や暴行で安全への危険を感じることも多かったと陳述していることが分かった。

　警察関係者は「数人の参考人に調査した」とし、「追加で被害者証言を得た後、李氏に対する常習暴行容疑の適用有無を検討する」と伝えた。