北朝鮮は北部の豊渓里にある核実験場を廃棄し、海外の報道関係者の現地取材を認めると表明した(コラージュ)=(聯合ニュース)
北朝鮮は北部の豊渓里にある核実験場を廃棄し、海外の報道関係者の現地取材を認めると表明した(コラージュ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の高官は14日、記者団に対し、北朝鮮が非核化すれば米民間企業の北朝鮮への投資が認められるとしたポンペオ米国務長官の発言に関し、「(そうしたことが)早ければ早いほど良い」との考えを示した。

 北朝鮮の体制保証については「単純な安全もあるが、より積極的に言うならば、米国をはじめとする国際社会と正常な交流ができるということを意味する」と述べた。

 また、ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が米テレビのインタビューで北朝鮮の核兵器を米テネシー州オークリッジへ移すと述べたことに対し、この高官は「米朝間の協議の内容」として言及を控えた。ただ、北朝鮮の非核化とは核兵器が北朝鮮の地に存在しないということかと問われると、「当然だ」とし、「第三国に移すなり、独自に廃棄する方法しかないだろう」と指摘した。

 一方、6月12日にシンガポールで朝米(米朝)首脳会談が行われた直後に南北と米国による首脳会談、あるいは中国を交えた首脳会談を開く可能性について、「可能性は高くない」と答えた。朝鮮戦争の休戦協定締結日の7月27日までに終戦宣言が可能かとの質問にも、「早ければ早いほど良いが、いつになるかは分からない」とした。

 北朝鮮が北部の豊渓里にある核実験場の廃棄現場に韓国などの報道関係者を招く方針を発表したことに関しては、具体的な取材方法など北朝鮮側との実務的な協議がさまざまなルートで行われていると説明した。


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