平壌の万寿台議事堂で会談する李外相(右側中央)と王外相(左側中央)=(AFP=聯合ニュース)
平壌の万寿台議事堂で会談する李外相(右側中央)と王外相(左側中央)=(AFP=聯合ニュース)
◇中朝外相が平壌で会談 朝鮮半島情勢を意見交換 北朝鮮の朝鮮中央通信は、李容浩(リ・ヨンホ)外相と中国の王毅国務委員兼外相が2日に平壌で会談し、朝鮮半島の懸案について話し合ったと報じた。中央通信は「会談で双方は、両国の最高領導(指導)者同志の合意に基づき朝中(中朝)の親善と協調関係を新たに高い段階に拡大、強化、発展させる上での問題などを深く討議した」と伝えた。北朝鮮からは李吉聖(リ・ギルソン)外務次官のほかに、具本泰(ク・ボンテ)対外経済次官も同席したことから、中朝間の経済協力問題も話し合われた可能性が高いとみられる。◇トランプ大統領 北朝鮮拘束の米国人解放を示唆 トランプ米大統領は2日(現地時間)、北朝鮮に長期拘束されている韓国系米国人3人の解放の可能性を示唆した。トランプ氏はツイッターに「前政権が北朝鮮の労働教化所(刑務所)から3人の人質を釈放するよう長い間要請してきたが、無駄に終わった」としながら、「引き続き注目せよ(Stay Tuned!)」と書き込んだ。近く行われる米朝首脳会談を前に、3人の解放について水面下の交渉が妥結したことを示唆するものと注目される。◇北朝鮮の核実験場坑道に動き 閉鎖と外部公開を準備か 北朝鮮北東部・豊渓里の核実験場に新たな動きがあることが分かった。韓国と米国の軍や情報当局は、同核実験場の閉鎖とこれを外部に公開するための準備が始まったとみている。韓国の情報当局筋は3日、「豊渓里核実験場の3番坑道側で、これまで認識されていなかった動きがみられる」と伝えながら、「南北首脳会談で合意した、豊渓里核実験場の閉鎖の外部公開を履行するための措置である可能性が高い」と伝えた。◇文大統領 「米朝仲裁」と「板門店宣言履行」推進に拍車 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「ツートラック戦略」を活用し、南北首脳会談の合意の後続措置を迅速に推進する方針だ。非核化の方法に対する米国と北朝鮮の溝を埋めるための仲裁作業と同時に、南北関係改善の転機となった「板門店宣言」の具体的な措置を履行するというものだ。文大統領は米朝首脳会談の前に韓米首脳会談を推進し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とのホットラインを通じて米朝間の立場を調整するとみられる。また、板門店宣言の履行については南北首脳会談準備委員会を履行委員会に改編し、後続措置の推進を急ぐ計画だ。◇兵役期間を18カ月に短縮 国防部が改革案推進へ 国防部は、文在寅大統領の任期内に公約である兵役期間短縮を完了させるため、2020年11月の入隊者から服務期間を18カ月(陸軍基準)とする方策を推進すると明らかにした。また、現在61万人の兵力を22年までに50万人へ段階的に縮小する。同部は今月中旬ごろ、このような内容を含む「国防改革2.0(案)」を文大統領に報告する計画だ。
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