韓国軍当局、午後2時より北朝鮮向け拡声器を順次撤去…北朝鮮側の撤去動向も確認
韓国軍当局、午後2時より北朝鮮向け拡声器を順次撤去…北朝鮮側の撤去動向も確認
韓国軍当局が1日より、「板門店宣言」後続措置として軍事境界線(MDL)一帯の北朝鮮向け拡声器放送施設約40台を順次撤去している。

 南北首脳は4月27日、軍事的緊張緩和の一環として、この日からMDL一帯での拡声器放送とビラ散布をはじめとするすべての敵対行為を止め、その手段をなくすことで合意した。

 軍当局はこの日午前から北朝鮮側を注視しているが、回答次元で前方に設置されていた韓国向け拡声器を撤去する動向が見られたと明らかにした。

 これを前に韓国国防部は先月23日0時から、MDL一帯での拡声器放送を全面中断し、その後、北朝鮮側も次第に放送を減らし呼応していた。

 北朝鮮向け拡声器放送を管轄する合同参謀本部によると、軍当局はこの日午後2時に拡声器を初めて撤去し、その現場をメディアに公開した。

 合同参謀本部の関係者は「きょうは優先的に北朝鮮向け拡声器が設置された場所のみの撤去作業を進める」とし、「全体撤去にはもう少し時間がかかりそうだ」と説明した。

 なお、北朝鮮向け宣伝放送は1963年5月1日に開始され、2004年に南北将官級軍事会談での合意に沿って放送を中断したが、2015年8月10日に再開された。

 ただし、対北FM「自由の声」ラジオ放送は中断せず、継続して進行するものと見られる。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0