27日の南北首脳会談の会場にかけられていた時計。左がソウル、右が平壌の時間を示す(資料写真)=(聯合ニュース)
27日の南北首脳会談の会場にかけられていた時計。左がソウル、右が平壌の時間を示す(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の最高人民会議(国会に相当)常任委員会は30日、「北と南の時間を統一させるため」に、北朝鮮標準時の「平壌時間」の基準となる子午線を5月5日から東経135度に変更することを決定した。朝鮮中央通信が伝えた。北朝鮮標準時は30分早められ、韓国や日本の標準時にそろえられることになる。

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 朝鮮中央通信は同日の別の記事で、平壌時間の変更は最高領導者の提案によるものと説明した。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は27日に南北首脳会談のため韓国側を訪れた際、文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領と南北の標準時の統一について話し合い、「北と南が一つになるということは、このように互いに異なり分かれたものを一つにし、互いに合わせていく過程」と言及し、「民族の和解、団結の最初の実行措置として、朝鮮半島に存在する二つの時間を統一させることから進めていく決心を明らかにした」と伝えた。

 北朝鮮標準時の変更は書面による南北合意ではないが、韓国青瓦台(大統領府)は前日の会見で「北の標準時をソウルの標準時に合わせることにした」と伝えていた。


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