<南北首脳会談>ジョークも交え”余裕”の金委員長 「撮影はちゃんとできました?」
<南北首脳会談>ジョークも交え”余裕”の金委員長 「撮影はちゃんとできました?」
27日午前9時30分、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が板門店で、歴史的な対面を果たした。

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 文大統領が待つ場所へと歩いて向かった金委員長は、軍事境界線をまたいで南側へ入り、2人はがっちりと握手を交わした。ここで、当初は文大統領がそのまま韓国側へ案内する予定だったが、サプライズな出来事が。

 文大統領が「私はいつごろ、そちら側(北側)へ行けるのでしょうか?」と話すと、金委員長は「では、いま(軍事境界線を)越えてみましょうか?」と返し、文大統領は北側へ足を踏み入れることになった。

 その後、北側の随行員と韓国側の要人が集合した場では、両首脳が「全員で記念撮影をしよう」と提案。これも、当初の予定では組みこまれていなかったことで、スタート直後から”サプライズの連続”だった。

 金委員長は終始、穏やかな笑顔で時折ジョークも交えながら、余裕さえも見せた。

 以下、金委員長の発言を抜粋した。

・(記者陣に向かって)撮影はちゃんとできましたか?(記者陣、笑い)

・平壌の冷麺を持ってきました。大統領においしく召し上がっていただきたいのです。

・遠く平壌から、あ、遠いと言ってはいけませんよね。(同席者、笑い)

・私がどのような気持ちで、わずか200メートルの距離を歩いたか。いざ境界線を越えてみたら、人が越えにくい高さじゃないし、あまりにも簡単に越えることができたのに。この歴史的な席につくまで、11年もかかりました。

・いざ歩いてみると、なぜこんなに時間がかかったのかという思いが…。


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