握手を交わす李本部長(左)とソーントン国務次官補代行=24日、ソウル(聯合ニュース)
握手を交わす李本部長(左)とソーントン国務次官補代行=24日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮核問題を巡る6カ国協議で韓国首席代表を務める李度勲(イ・ドフン)外交部朝鮮半島平和交渉本部長は24日午前、来韓中のソーントン米国務次官補代行(東アジア・太平洋担当)と外交部で会い、北朝鮮の非核化に向けた方策を話し合った。

 李氏は会合の冒頭、「南北首脳会談が3日後に迫った。これからの数週、数か月が北非核化の基盤を築く上で大変重要だ」と強調した。

 また、トランプ米大統領が次期国務長官に指名したポンペオ中央情報局(CIA)長官の人事案が米上院外交委員会で23日(現地時間)承認されたことを歓迎し、「さまざまなレベルで緊密に協議していこう」と呼びかけた。

 ソーントン氏は韓国訪問に関し、「韓米の両政府と国際社会が変わりなく緊密に調整、協議しているという点を示したかった。韓米同盟の盤石さ、われわれの持続的なパートナーシップの重要さなどを考慮した」と説明。27日の南北首脳会談の成功を願うとともに、「踏み込んだ調整を続け、注意深く見守ろう」と述べた。

 両氏は、南北首脳会談と6月初めまでに開催見通しの米朝首脳会談で話し合われることになる非核化合意で核心となる要素や、非核化プロセスなどについて意見を交わしたようだ。「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」を最短で達成するための方策と、これに合わせて推し進める朝鮮半島平和体制の構築策に関しても協議したとみられる。

 ソーントン氏はジョセフ・ユン国務省北朝鮮担当特別代表の辞任後、朝鮮半島関連業務を総括しており、この日の会合は事実上、6カ国協議の韓米首席代表会合と見なすことができる。

 同氏は前日、韓国外交部の康京和(カン・ギョンファ)長官を表敬し、尹淳九(ユン・スング)次官補とも対北朝鮮政策について意見を交わした。


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