板門店の「平和の家」(資料写真)=(聯合ニュース)
板門店の「平和の家」(資料写真)=(聯合ニュース)
◇南北首脳会談のリハーサル 板門店で 27日の南北首脳会談に向け、韓国の準備委員会は24日午後、会談会場である板門店の韓国側施設「平和の家」でリハーサルを実施する。「議題」分科を取り仕切る千海成(チョン・ヘソン)統一部次官、「疎通」分科の尹永燦(ユン・ヨンチャン)青瓦台(大統領府)国民疎通首席秘書官、「運営支援」分科の金相均(キム・サンギュン)国家情報院第2次長ら準備委の分科長全員が参加し、会談当日のスケジュールに沿ってリハーサルを進める。南北首脳の動線や会談の進行手順を確認するだけでなく、会場内の家具の配置まで細かく点検する。◇米大統領報道官 北朝鮮に非核化措置促す サンダース米大統領報道官は23日(現地時間)の記者会見で、「目標は朝鮮半島の非核化」としながら、「完全かつ全面的な非核化に向けた具体的な措置が取られるまで、最大限の圧力をかけ続ける」と述べた。北朝鮮が核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験の中止、豊渓里核実験場の廃棄を表明したことで、米朝首脳会談の見通しに明るさが見える中、トランプ米政権の非核化に向けた強い意志を改めて示し、北朝鮮に非核化の意志を証明する具体的な措置の必要性を促したといえる。◇GM資金支援 政府・産業銀「10年以上韓国撤退なければ」 米ゼネラル・モーターズ(GM)の韓国法人、韓国GMの経営再建に向けたGMと韓国政府側の交渉が一定程度進んでいる模様だ。GMに対し、韓国政府と、政府系金融機関で韓国GM株を保有する韓国産業銀行は、韓国市場に10年以上とどまるという条件で韓国GMに資金を支援する意向を伝えた。また、債務の株式化と減資により産業銀行の株式保有率が下がっても、重要な意思決定に拒否権を行使できる権利も前提条件として提示した。GM側が27日までに投資確約を締結するよう要請したことに対しては、来月初めに韓国GMの資産査定の最終報告書が出るまではできないとの立場を示した。◇情報機関からの資金上納 朴前大統領が初公判 大統領在任中に情報機関・国家情報院の特殊活動費が青瓦台に上納されたとして特定犯罪加重処罰法上の収賄および国庫損失、業務上の横領罪で追起訴された前大統領、朴槿恵(パク・クネ)被告の初公判が24日、ソウル中央地裁で開かれる。朴被告は健康上の問題で出廷が難しいとすでに伝えており、欠席する見通しだ。大企業からの収賄罪などに問われ今月初めに一審で懲役24年を言い渡された公判でも、昨秋から出廷を拒否してきた。◇韓進グループ巡る疑惑 警察と税関の捜査本格化 大韓航空を中核とする財閥、韓進グループの創業家に対し、警察と関税当局がそれぞれ調査を本格化している。警察は、趙亮鎬(チョ・ヤンホ)韓進グループ会長の次女で大韓航空の広告担当専務だった趙顕ミン(チョ・ヒョンミン)氏の広告代理店社員に対するパワハラ問題を捜査している。この問題をきっかけに、創業家が私物を会社の物品や航空機部品などと偽り関税を支払わず輸入したという内部の証言が相次ぎ、税関も調査に乗り出した。警察と税関はそれぞれ家宅捜索で押収した携帯電話やタブレット端末、外付けハードディスクの分析や復元作業を進めている。今後捜査が拡大するか、注目される。◇銀行の預金 家計部門の割合が過去最低に 韓国銀行(中央銀行)によると、2017年末の預金取扱銀行の預金は総額1305兆5584億ウォン(約131兆7000億円)で、うち家計部門の預金は600兆1115億ウォンと全体の46.0%にとどまった。この割合は、同行が関連統計の作成を始めた1975年以降、最も低い。所得が伸び悩む一方で返済すべき負債は膨らんでおり、貯蓄余力が低下したと分析される。
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