李明姫氏(資料写真)=(聯合ニュース)
李明姫氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の大韓航空を中核とする財閥、韓進グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長の妻、李明姫(イ・ミョンヒ)一宇財団理事長(69)から暴行や暴言を受けたとの証言が相次いでいることを受け、ソウル地方警察庁の広域捜査隊は23日、事実関係の確認に乗り出した。 SBSテレビはこのほど、2013年夏に趙会長の自宅のリフォーム工事を行った作業員が李氏から暴言を浴びせられたほか、ひざまずかされて平手打ちをされ、ひざを蹴られるなどの暴行を受けたと報道。また、JTBCテレビは李氏を「おばあさん」と呼んだ韓進グループの系列会社・グランド ハイアット仁川の社員が李氏から暴言を浴びせられ、会社を辞めさせられたと報じた。 このほか、大韓航空の社員たちがメッセージアプリ「カカオトーク」に開設した匿名のグループトークには李氏が社員や運転手、家政婦らにパワハラ行為を繰り返したとの証言が相次いでいるという。 警察は被害を訴えている人に対し、被害を受けた日付や経緯など事実関係を確認する方針だ。 不祥事が続く同グループの趙会長は22日、大韓航空の副社長だった2014年12月に自社旅客機内で客室乗務員のナッツの出し方に怒って滑走路に向かっていた機体を引き返させたいわゆる「ナッツ・リターン事件」を起こした長女の趙顕娥(チョ・ヒョンア)氏と、広告代理店社員に水が入ったコップを投げつけるなどのパワハラをしたとされる次女で大韓航空専務だった趙顕ミン(チョ・ヒョンミン)氏をグループ内のすべての役職から即刻退任させると発表した。
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