統一部の白報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
統一部の白報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の白泰鉉(ペク・テヒョン)報道官は23日の定例会見で、北朝鮮が廃棄すると表明した北東部・豊渓里の核実験場について、「豊渓里では6回の核実験があった」としながら、「今も使用が可能な状況と聞いている」と述べた。 同核実験場の坑道が崩れたとの見方があり、北朝鮮がいらなくなったカードを差し出したのではないかという指摘があるが、白氏は「今回の場合、北が(南北首脳)会談前に自発的に決定を下したとして評価している」とした。国際社会と韓国政府も意味ある進展と見なしているとしながら、「政府は、南北間はもちろん、関係国と緊密に連携し、完全かつ検証可能な朝鮮半島非核化の実現のために積極的に努力していく」と強調した。 韓国情報機関の国家情報院は昨年11月の国政監査で、北朝鮮が同年9月に豊渓里核実験場で6回目の核実験を実施した後、2番坑道が損傷した可能性があるものの、3番坑道はいつでも核実験が可能な状態と報告した。 一方、白氏は、経済発展に注力する方針を表明した北朝鮮が今月27日の南北首脳会談で経済関連の議題を提示する可能性などに関し、「会談は朝鮮半島の非核化と平和体制の構築、南北関係の持続的な発展などの議題を中心に取り扱うと承知している。そうしたことが総合的に話し合われる状況だ」と説明した。
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