「共に民主党」の金慶洙議員(資料写真)=(聯合ニュース)
「共に民主党」の金慶洙議員(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】ソウル地方警察庁の李柱旻(イ・ジュミン)庁長は20日、与党「共に民主党」党員の男(起訴済み)によるインターネット上での世論操作への関与が取り沙汰されている同党の金慶洙(キム・ギョンス)国会議員について、「近く呼び出して聴取することを検討する」と、記者団に述べた。金氏は文在寅(ムン・ジェイン)大統領の腹心とされる人物。 問題の与党党員は今年1月にポータルサイト最大手ネイバーで文政権を批判する書き込みへの賛同者数を不正に水増しし、接触していた金氏に高官ポストを要求して拒まれたとされる。 李氏は「金議員がこの党員に、(書き込みをする)記事のURL(ウェブアドレス)を送ったことが確認されており、その意図や両者の関係を含め事件との関連性を調べる必要性が高い」と説明。党員と周辺人物の取り調べや押収資料などの分析がある程度終わり次第、金氏の聴取を検討するとした。 李氏は16日に記者団と懇談した際、党員が一方的に携帯電話で金氏にメッセージを送り、金氏はほとんど目も通さなかったと話していた。だが、実際にはそうではなかったことがその後の報告で分かったとし、この日、訂正するとともに謝罪した。 また、李氏が金氏をかばうため事件の捜査を本来の手順通り進めていないとの疑念を否定した上で、「今回の事案は大変重大であり、徹底的に捜査して真実を明らかにする」と強調した。 
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