今月27日に開催される歴史的な南北首脳会談のため、韓国大統領府と政府が24日と26日の2度に渡ってリハーサルをおこなう。(提供:news1)
今月27日に開催される歴史的な南北首脳会談のため、韓国大統領府と政府が24日と26日の2度に渡ってリハーサルをおこなう。(提供:news1)
今月27日に開催される歴史的な南北首脳会談のため、韓国大統領府と政府が24日と26日の2度に渡ってリハーサルをおこなう。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

 大統領府のキム・ウィギョム報道官は19日に春秋館2階でおこなった会見で、午後3時30分から4時20分におこなわれた第6回南北首脳会談準備委員会会議の結果を発表した。

 2度のリハーサルのうち、24日午後には準備委員会の分科長団全員が参加し、行事当日の全体日程をそのまま再現する。2日後の26日には、首脳会談準備委員会の人員を少し広げて公式的にさらに細かくリハーサルをおこなう計画。

 しかし大統領府の核心関係者は、リハーサルには金正恩(キム・ジョンウン)委員長の代役を使ったり、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が参加したりすることはないと述べた。

 その理由として「文大統領の性格からして、そのようなことはしない」という。これは代役を使って練習すること自体が、相手に対して礼儀を欠くこととなり、文大統領がリハーサル自体を好まないというのだ。

 過去の首脳会談の時はどうだったのか。2000年に韓国の金大中(キム・デジュン)大統領と北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記との第1回南北首脳会談前に、韓国政府は北朝鮮の専門家を金正日総書記の代役に使った。

 代役を務めたのは北朝鮮の最高指導者の専門家として挙げられるキム・ダルスン氏。キム・ダルスン氏は情報機関や統一部などで30年以上、北朝鮮の最高指導者である金日成(キム・イルソン)主席と金正日総書記の心理を研究した専門家だ。

 キム・ダルスン氏は、第1回首脳会談時に「私が金正日なら」という考えのもとに金大中大統領の相手役として、南側の対話の盲点を突きながら“模擬会談”をおこなった。

 また今回、北朝鮮側でも平和の家でリハーサルをおこなうという。

 大統領府関係者は、北側の先発隊は24日か25日に南側に来て会談会場を見て、リハーサルを準備することを明らかにした。

 南北は24日、板門店(パンムンジョム)の韓国側にある自由の家3階と、一山(イルサン)KINTEX第1展示館2階にも首脳会談状況室を設けるなど、秒読み段階に入った南北首脳会談の準備に万全を期する方針。

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