収賄などの罪で起訴された李明博被告(資料写真)=(聯合ニュース)
収賄などの罪で起訴された李明博被告(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】大統領在任中の巨額収賄などの罪で起訴された韓国元大統領、李明博(イ・ミョンバク)被告の事実上の初公判となる公判準備手続きが5月3日午後、ソウル中央地裁で行われる。裁判所が19日、明らかにした。 公判準備手続きには被告が出席する義務はないため、李被告が出廷するかは不透明で、弁護人により進行される可能性もある。 公判準備手続きでは検察が起訴事実を示し、これに対する被告側の意見を確認した上で争点を整理し、証拠調査の計画などを立てる。 李被告が起訴事実を全面的に否認するとみられることから、法廷では検察との激しい攻防が繰り広げられることが予想される。 先月23日に逮捕され、今月9日に起訴された李被告は大統領在任中(2008~13年)に、側近らを通じて情報機関の国家情報院(国情院)から7億ウォン(約7000万円)の特殊活動費を受け取ったほか、実質的な所有者だったとされる自動車部品会社「ダース」の米国での訴訟費用585万ドル(約6億2800万円)をサムスン電子に肩代わりさせたり、財界人などから賄賂を受け取ったりしたとされ、収賄額の合計は約110億ウォンとされる。 このほか、大統領就任前の1991年から2007年にかけダースを利用して339億ウォンの裏金をつくったとされる横領や、国家機関にダースの米国での訴訟を支援させた職権乱用など16の罪で起訴された。
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