李雪主夫人(左)と共に中国芸術団の公演を鑑賞する金正恩朝鮮労働党委員長(中央)=16日、平壌(聯合ニュース)
李雪主夫人(左)と共に中国芸術団の公演を鑑賞する金正恩朝鮮労働党委員長(中央)=16日、平壌(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】朝鮮中央通信など北朝鮮メディアは17日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と夫人の李雪主(リ・ソルジュ)氏が16日に平壌市内の劇場で中国芸術団によるバレエを中国共産党の宋濤・中央対外連絡部長と共に鑑賞したと報じた。 金委員長はこれに先立ち、14日に宋氏と会談し、同日夜には宋氏をはじめ、中国芸術団の団員のための宴席を用意するなど、訪朝中の宋氏と長時間にわたり行動をともにした。 宋氏は昨年11月17~20日にも習近平・中国国家主席の特使として北朝鮮を訪問したが、当時は金委員長との面会も実現しなかった。 金委員長は今回、妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長や夫人の李氏を動員し、宋氏が率いる中国芸術団を特例的な待遇で迎えた。 与正氏は宋氏が平壌に到着した際に空港で出迎え、中国芸術団の宿舎を訪問し、宴席に参加した。14日と16日には公演を鑑賞し、中国芸術団と合計5回面会した。李氏は14日と16日に公演を鑑賞した。 また金委員長の訪中後、北朝鮮では中国の最近の政策や立場などを積極的に国内に紹介する動きを見せている。労働新聞や朝鮮中央放送など北朝鮮メディアは、最近ほとんど伝えられていなかった習主席の動きや、中国の政策や事業など関する報道を続けている。  北朝鮮が中国を重視する動きを見せているのは、今月27日の南北首脳会談とそれに続く米朝首脳会談など、朝鮮半島情勢が大きく変化する可能性があるなかで、中朝間の戦略的な極力の必要性が高まっているためと受け止められる。
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