会議で犠牲者を追悼するための黄色い蝶のバッジを胸につけ、発言する文大統領=16日、ソウル(聯合ニュース)
会議で犠牲者を追悼するための黄色い蝶のバッジを胸につけ、発言する文大統領=16日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は16日、青瓦台(大統領府)で首席秘書官・補佐官会議を開き、2014年4月に南西部の珍島沖で起きた旅客船セウォル号沈没事故から丸4年を迎えたことを受け、「犠牲者を心から追悼する道は安全な韓国をつくることという誓いをあらためて胸に刻まなければならない」と強調した。

 文大統領は「きょうを『国民安全の日』に決めたのは国民がセウォル号の(事故で亡くなった)子供たちに申し訳ないと、忘れないと、必ず韓国を安全な国にするとした約束を守るため」と説明。「だが、世論調査によると国民の51%がセウォル号(事故)以降、災害対応システムが大きく変わっていないと回答し、政府もそうではないと自信を持って言えない」と述べた。

 セウォル号事故では修学旅行中だった高校生ら299人が死亡し、5人が行方不明のままとなっている。


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