懇談会で発言する文大統領(手前から2人目)=12日、ソウル(聯合ニュース)
懇談会で発言する文大統領(手前から2人目)=12日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は12日、青瓦台(大統領府)で南北首脳会談準備委員会の諮問団との初の懇談会を開き、「南北の合意だけでは南北関係を解決できず、北米(米朝)の非核化合意が履行されてこそ南北関係を解決できるようになった」として、「必ず南北首脳会談を成功させ、北米首脳会談の成功まで導かなければならないが、いずれも容易な課題ではない」と述べた。 諮問団には2000年と07年の南北首脳会談で中心的な役割を果たした元統一部長官の林東源(イム・ドンウォン)氏や丁世鉉(チョン・セヒョン)氏、李鍾ソク(イ・ジョンソク)氏らが名を連ねている。 文大統領は「朝鮮半島の完全な非核化や恒久的な平和構築、南北関係の持続可能な発展の道に進むことのできる、またとない機会になる」と述べた上で「必ずこの機会を生かさなければならない」と強調。「今の南北関係は政府の独断で解決できず、政府の対北政策に対する国民の共感と支持があってこそ解決できる」と指摘し、国民の心を一つにまとめるための協力を諮問団に求めた。
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