政治局会議に出席した金正恩委員長(中央)=10日、ソウル(朝鮮中央通信=聯合ニュース)
政治局会議に出席した金正恩委員長(中央)=10日、ソウル(朝鮮中央通信=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部当局者は10日、記者団に対し、北朝鮮メディアが朝鮮労働党政治局の会議開催を報じたことについて、「南北首脳会談の日や場所を初めて公開したもので、北米(米朝)対話に言及した点が特異だ」と述べた。

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 報道で米朝首脳会談ではなく、米朝対話としたことに関しては、「北米間で接触が行われている状況などを総合的に考慮したのではないかと思う」と説明。首脳会談の日程などが決まっていないことを意味するのかと尋ねられると「そう思う」と答えた。

 同当局者によると、北朝鮮メディアが政治局の会議開催を報じたのは2015年2月以来。政治局の会議開催は金正恩(キム・ジョンウン)体制発足後は9回目という。

 北朝鮮の朝鮮中央通信は政治局の会議が9日に開かれ、金正恩委員長が南北関係の発展方向や米朝対話の展望を分析したと報じた。

 一方、同当局者は11日に開催される最高人民会議の第13期第6回会議について、「通常国会と類似しており、昨年度の予算決算や今年度の予算などを議論する」として、「主な政策方向について取り扱う場合もあったが、状況を見極めなければならない」との考えを示した。

 北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相がロシアを訪問したことに関しては、「最近、国際社会と活発に親善を強化しようとする努力の一環ではないかと思う」と述べた。


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