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先月23日に逮捕された李被告は大統領在任中に、側近らを通じて情報機関の国家情報院(国情院)から7億ウォン(約7000万円)の特殊活動費を受け取ったほか、実質的な所有者だったとされる自動車部品会社「ダース」の米国での訴訟費用585万ドル(約6億2500万円)をサムスン電子に肩代わりさせたり、財界人などから賄賂を受け取ったりしたとされ、収賄額の合計は約110億ウォンとされる。
このほか、大統領就任前の1991年から2007年にかけダースを利用して裏金をつくったとされる横領や国家機関にダースの米国での訴訟を支援させた職権乱用など計10数の罪で起訴された。
李被告は自身を巡る一連の疑惑や捜査を文在寅(ムン・ジェイン)現政権による「政治報復」とみなして強く反発しており、拘置所での取り調べを一貫して拒否している。
一方、検察は収賄の共犯として捜査を受けている李被告の妻・金潤玉(キム・ユンオク)氏や息子の李始炯(イ・シヒョン)氏、実兄の李相殷(イ・サンウン)氏ら家族や親戚、事件に関わったとされる側近も捜査し、容疑が固まり次第、逮捕・起訴する方針だ。
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