金委員長(左)とトランプ大統領(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
金委員長(左)とトランプ大統領(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】韓国の青瓦台(大統領府)は米国と北朝鮮当局がトランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長による首脳会談に向け、秘密協議を行っているとの情報を注視している。米朝首脳会談開催に向けた具体的な進展が見られない中、米朝の接触が非核化対話の本格的なスタートになるとの期待感も示している。 米CNNテレビは7日(現地時間)、複数の政府当局者の話として、米朝当局が秘密協議を続けていると報じた。青瓦台高官は同報道について、「(米朝接触について)知っていても言及できない」としながらも、「(米朝接触が行われているなら)前向き(な動き)と言える。(米朝が)話をしているのは良いシグナル」と評価した。 先月初旬、米朝が首脳会談の開催に合意したものの、会談の準備に関連した進展状況が明らかにされなかったため、会談の実現を疑問視する声も出ていた。 青瓦台は米朝の対話の意思を確認したことで、北朝鮮の核問題を巡り、南北米が決着をつける可能性にも注目している。 日本のメディアなどで北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議再開の可能性が提起され、南北・米朝首脳会談への集中度が下がるとの指摘が出る中、米朝接触は文在寅(ムン・ジェイン)大統領の北朝鮮核問題解決に向けたロードマップに現実味を与える。 6カ国協議は利害当事者が多く、交渉過程が複雑で合意に至っても履行が順調ではなかっため、効用性を疑問視する声もあった。文大統領の構想は北朝鮮問題を巡る主要当事国がトップダウン方式で包括的な妥結を目指すもので、南北米の首脳が直接会い、核問題を決着させるという強い意思が込められている。
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