北朝鮮に向けマラリア防疫物資を運ぶ車両(資料写真)=(聯合ニュース)
北朝鮮に向けマラリア防疫物資を運ぶ車両(資料写真)=(聯合ニュース)
【議政府聯合ニュース】南北軍事境界線を挟んで北朝鮮と接する韓国の京畿道、江原道、仁川市の3自治体は5日、4~10月のマラリアの流行に備えて南北共同防疫事業の再開に向けた準備に入ると明らかにした。 マラリアは北朝鮮との境界地域で主に発生しており、2007年には同地域での患者数が2227人に達した。 これに対し、京畿道が08年から11年までの4年間に21億ウォン(現在のレートで約2億1000万円)を投じて北朝鮮にマラリア診断キット、防疫車両、救護用薬品などを支援した結果、13年には患者数が445人に減少した。 南北関係の悪化で12年にマラリア防疫支援事業が中断された後、患者数は14年に638人、15年には699人に増加したが、16年には673人と小幅減少。昨年には春の干ばつなどで患者数が522人まで減少した。 京畿道の関係者は「南北・米朝首脳会談の開催など、南北関係の変化を受け北に共同防疫を再提案した」とし、「北が提案を受け入れれば、仁川市や江原道と協力して境界地域でのマラリア南北共同防疫を積極的に推進する」と述べた。
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