朴槿恵元大統領の判決公判、生中継へ=韓国裁判所が許可(提供:news1)
朴槿恵元大統領の判決公判、生中継へ=韓国裁判所が許可(提供:news1)
朴槿恵(パク・クネ)元大統領への1審判決が3日後に近づいた中、韓国裁判所が判決公判の生中継を許可することを決定した。

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 ソウル中央地裁は「公共の利益などさまざまな事情を考慮し、中継を許可することにした」と3日、明らかにした。

 ただし、放送局のカメラではなく、裁判所のカメラ4台が撮影した映像を放映する方法をとる。法廷内の秩序維持などのための措置だ。

 裁判所が生中継を許可し、昨年8月の最高裁判所の「法廷の傍聴及び撮影等に関する規定」の改正後、重要事件の1審・2審判決をテレビやインターネットでリアルタイムで見ることができる初の事例となった。

 先立って、サムスン電子のイ・ジェヨン副会長の1審判決や、“国家情報院書き込み部隊”を動員し、大統領選挙に影響を及ぼした容疑で起訴されたウォン・セフン元国家情報院長の差し戻し審は、いずれも中継放送申請が受け入れられなかった。被告人らが中継放送に同意せず、彼らが被ることになる損害より、公共の利益は大きくないという理由からだった。

 現在、裁判に参加していない朴元大統領も書面を通じて生中継を望まない意見を伝達していたことがわかった。

 崔順実(チェ・スンシル)被告の1審判公判の場合も裁判所が「被告人らが裁判の撮影と中継に対して同意していない」とし、撮影及び中継放送を許可していなかったため、朴元大統領の裁判も生中継が困難だという観測があった。

 しかし改正された最高裁の規定によると、被告の同意がない場合、中継が公共の利益に相当すると認められる場合、制限的に許可される。裁判所は朴元大統領の1審判決がチェ被告の場合とは異なり、生中継する方が公共の利益に符合すると判断したものとみられる。

 特に、元大統領という地位にあったという点、現在裁判に出席していない朴元大統領は生中継をしても損害が大きくないという点などを考慮したという解釈も出ている。

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