中国外交トップ「南北・米朝首脳会談を支持」　韓国外相と会談

【ソウル聯合ニュース】中国の外交を統括する楊潔チ・共産党政治局員は３０日、ソウルの外交部で康京和（カン・ギョンファ）同部長官と会談し、「われわれは南北首脳会談、米朝首脳会談の開催を支持している。この会談で重要な成果を得ることを願っている」と述べた。　楊氏は韓国と北朝鮮の共同努力によって南北関係が改善しているとし、韓中間の意思疎通を強化して朝鮮半島情勢の緊張緩和の流れが堅固になるよう推進するとの考えを示した。　これに対し、康長官は北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長が訪中したことに触れ、楊氏の訪韓が北朝鮮問題の解決、朝鮮半島の平和定着において重要なタイミングで行われた点で非常に大きな意味があると指摘。「朝鮮半島で平和・繁栄のための大転換が実現されるよう、中国と引き続き緊密に協力していくことを期待する」と強調した。　康長官と楊氏は会談で北朝鮮の非核化などについて意見交換したほか、２５日から４日間、中国を訪問した金正恩氏と習近平国家主席との会談で、朝鮮半島情勢を巡って交わされた対話についても共有したとみられる。