朴槿恵氏(コラージュ)=(聯合ニュース)
朴槿恵氏(コラージュ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で2014年に発生した旅客船セウォル号沈没事故の当日、朴槿恵(パク・クネ)大統領(当時、現在公判中)の動静がはっきりしない「空白の7時間」の一部が検察の捜査で明らかになった。検察が28日発表した捜査結果によると、朴被告は事故発生から5時間以上たった14年4月16日午後2時15分ごろ、青瓦台(大統領府)の官邸で、親友の崔順実(チェ・スンシル)被告や最側近の秘書官らと会議を行った。 国民の安全を守る最高責任者の大統領が緊急状況で、政府関係者らとの正式な会議ではなく、親友の崔被告を呼んで対策を議論したことになる。朴被告が同午後2時53分ごろ、美容師を呼んだことから、崔被告との会議は40分間ほど行われたとみられる。 「空白の7時間」については事故の当日、朴被告が初の報告を受けてから午後5時すぎに対策本部に姿を現すまでの7時間にどこで何をしたのかがはっきりしないことから、さまざまな臆測が飛び交った。朴被告の大統領罷免を決めた憲法裁判所による弾劾審理でも争点となった。 検察の捜査によると、朴被告は「空白の7時間」のうち、少なくとも40分間は崔被告と一緒だった。公判などで国政介入を否定している崔被告が国政に深く関与したことを裏付けるもので、韓国社会にまたも波紋が広がりそうだ。
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