「平和の家」(共同取材団撮影、資料写真)=(聯合ニュース)
「平和の家」(共同取材団撮影、資料写真)=(聯合ニュース)
【板門店聯合ニュース】4月末に予定された南北首脳会談に向け、会場となる板門店の韓国側施設「平和の家」では内部施設の点検と補修作業が進んでいるもようだ。軍事境界線があり、分断の象徴とされる板門店での南北首脳会談開催は初めて。

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 韓国の報道陣が27日に板門店を訪れると、平和の家は清掃中で、内部に入ることができなかった。統一部関係者は「大きな工事ではないが、手を入れるところが多く、(報道陣が中に)入って見るのは難しいということだった」と話した。

 同部の別の関係者は28日、「施設を大きく変えるというのではなく、お客様を迎え入れるために手を入れる程度と承知している」と説明した。

 平和の家は南北会談用に1989年に建てられた3階建ての建物で、1階に記者室と小会議室、2階に会談のための部屋と会談代表団の待機室、3階に大会議室と小会議室がある。

 板門店での初の南北首脳会談で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長がどのように会場入りするかも関心を集める。

 金委員長があらかじめ板門店の北朝鮮側施設で待機し、会談開始時間に合わせて歩いて平和の家に移動する可能性がある。その場合、軍事境界線を踏み越える姿が、板門店での南北首脳会談を象徴する場面となり得る。

 あるいは、車両で北朝鮮から板門店内の北朝鮮側施設「板門閣」に移動し、平和の家の前まで乗り付けることも可能だ。

 会場入りの方法についても、今後の南北間の協議で決まる予定だ。


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