国会情報委員会と懇談会を行う徐薫(ソ・フン)国家情報院長(右から2番目)=26日、ソウル(聯合ニュース)
国会情報委員会と懇談会を行う徐薫(ソ・フン)国家情報院長(右から2番目)=26日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国情報機関の国家情報院(国情院)は26日、国会情報委員会の懇談会で、4月末に開かれる南北首脳会談について「北の体制を保障することを前提に会談するのではない」とし、「北が求めることと核放棄が共に進む同時並進になると思う」と述べた。懇談会の出席者が聯合ニュースの取材で明らかにした。 国情院はまた、北朝鮮には対話に対する強い意思があり、非核化に対しても意思があると話したことが分かった。また「北は本当に正常国家と認められたがっている」との見解も示した。 米国でティラーソン国務長官とマクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)が解任されたことによる、政策変化の可能性については「以前とほとんど差がない」との認識を表明したという。 北朝鮮の挑発の可能性については特別な報告がなく、北朝鮮北東部の豊渓里にある核実験場の掘削工事が中断されたとする報道などについても、言及がなかったという。 南北首脳会談の具体的な日程や議題などについても明らかにしなかった。情報委の関係者は、南北首脳会談の日程や議題を調整するため29日に開かれる高官級会談について、「当然、非核化の問題などを議題として提示すると思う」と述べた。
Copyright 2018(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0