海軍が昨年実施した海上機動訓練(資料写真)=(聯合ニュース)
海軍が昨年実施した海上機動訓練(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮による2010年の韓国海軍哨戒艦「天安」撃沈事件から8年となる26日、韓国海軍は朝鮮半島の東沖と南沖で海上機動訓練を実施した。

 軍当局によると、東沖を管轄する第1艦隊と南沖を管轄する第3艦隊の各司令部は同日午前、約10隻の艦艇や航空機を用いた訓練を開始した。事件が起きた黄海では第2艦隊司令部が訓練を実施する計画だったが、気象条件が悪く、取りやめになった。

 海軍は毎年、天安撃沈事件のあった3月26日ごろに朝鮮半島を取り巻く全海域で海上機動訓練を実施し、北朝鮮の挑発に応戦する意思を示してきた。

 ただ今年は、例年のような報道資料を出さなかった。朝鮮半島情勢が対話局面に転じたことを意識し、不必要に緊張を高めることを回避したとみられる。

 一方、第2艦隊司令部はこの日午前、天安撃沈事件の犠牲者を追悼する行事を開催。犠牲者の遺族や将兵らが参列した。


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