李元大統領(コラージュ)=(聯合ニュース)
李元大統領(コラージュ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁は22日夜、巨額収賄などの疑いが持たれている李明博(イ・ミョンバク)元大統領(76)の逮捕状を発付した。 韓国で大統領経験者の逮捕は全斗煥(チョン・ドゥファン)氏、盧泰愚(ノ・テウ)氏、朴槿恵(パク・クネ)氏(公判中)に次ぎ4人目となる。朴氏と李氏の大統領経験者2人が同時期に収監されることになった。 検察などによると、李氏は横領・背任や脱税、職権乱用などを含め約20の容疑を持たれていたが、逮捕状の請求に際しては10数の容疑が適用された。収賄が疑われる金額は、大統領在任中(2008~13年)に情報機関の国家情報院(国情院)が青瓦台(大統領府)に上納した資金やサムスングループが肩代わりした自動車部品メーカー「ダース」の訴訟費用など、110億ウォン(約11億円)台に上る。検察は「ダース」について、李氏の実兄が会長だが、実質的な所有者は李氏だと判断している。
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