李元大統領の逮捕状審査　取りやめ＝検察あす方針決定

【ソウル聯合ニュース】巨額収賄などの容疑で韓国の検察が請求していた李明博（イ・ミョンバク）元大統領の逮捕状の発付可否を決める令状審査が予定されていた２２日午前に行われないことになった。逮捕状を請求したソウル中央地検の関係者が２１日、明らかにした。　同関係者によると、李氏が先週の検察の取り調べで自らの立場を十分に明らかにしたとして審査に出席しない意向を２０日に示したことを受け、検察は勾引状を執行しないまま裁判所に返還。２２日午前１０時半に開始予定だった審査の取りやめを決めた。　検察は関連資料や法律を検討した上で、再び勾引状の発付を求めるのかや、容疑者不在のまま李氏の弁護士と検察だけで審査を行うのかなどを２２日中に決めるという。審査を行わず書類だけで可否を決めることも念頭に最終決定を下すという。