【ソウル聯合ニュース】韓国と米国は19、20の両日、米ワシントンで統合国防対話(KIDD)を開いた。韓国国防部は21日、この協議で双方が「軍事当局間の緊密な協力が、南北、米朝間対話を適切な時期に開くための環境づくりに寄与したと評価した」と伝えた。 KIDDには韓国の余ソク周(ヨ・ソクジュ)国防部国防政策室長、米国のシュライバー国防次官補(アジア・太平洋担当)を首席代表に、両国の国防・外交当局者が出席した。韓国国防部によると、双方は平和的な朝鮮半島非核化という共通の目標を再確認し、国際社会と共に北朝鮮への制裁と圧力を引き続き維持する一方、北朝鮮の真剣な行動の変化を引き出すため対話を強化することが必要との見解で一致した。 国防部は「韓米の国防当局は国連安全保障理事会決議に基づく北への制裁が徹底履行されるよう、日本を含む3カ国協力と国際社会との安保協力を強化することにした」と説明した。 また、「韓国軍の防衛力拡充が包括的な同盟の力を向上させるという点に注目し、防衛産業と国防科学技術、国防技術保護に関する協力を強化することにした。サイバー・宇宙分野でも協力を深めていく」と述べた。 KIDDは2011年の韓米定例安保協議(SCM)での合意を受けて設置された韓米同盟の懸案を話し合う協議体で、毎年上半期と下半期に開かれる。次回は今年下半期にソウルで開催する予定だ。
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