15日、北京に到着したチェ・ガンイル氏=(聯合ニュース)
15日、北京に到着したチェ・ガンイル氏=(聯合ニュース)
【北京聯合ニュース】北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相とともに15日に中国を訪れた北朝鮮外務省の対米外交担当者、チェ・ガンイル北米局副局長が、スウェーデンに向かった李氏に同行せず北京に残った可能性が高いことが16日、分かった。 北朝鮮事情に詳しい消息筋によると、チェ氏は李氏が15日午後に搭乗した北京発・ストックホルム行き旅客機の乗客リストに名前がなかった。また、ストックホルムの空港に到着した李氏一行を写した写真にも、金縁めがねをかけたチェ氏と印象が似た同行者は見当たらなかった。 北京の外交関係者らは、チェ氏が北京に残り中国または米国側と接触する可能性があると予測している。チェ氏が対米外交を担当することから、トランプ米大統領が先ごろティラーソン国務長官を更迭し、ポンペオ中央情報局(CIA)長官を後任に指名したことを受け、新たに米国側の実務者と接触するとの見方もある。 ある消息筋は、李氏に同行するという予想に反してチェ氏が北京に残った可能性が高く、さまざまな憶測が出ていると伝えた。
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